メキシコの最北端、アメリカとの国境の小さな小さな町、テカテに住んでいます。
国境の壁がはっきりとみえ、荒野のど真ん中。ちょっと行けば砂漠。
日本の観光ガイドになんて絶対に掲載されることはないであろう田舎とはどんな町だと思いますか?
テカテとは?
メキシコ、バハ・カリフォルニア州の最北端に位置するテカテ。
なぜかGoogle Mapの日本語表記では「タカテ」と表示されています。
人口は7,286万人と書いてあったけど、本当だろうか。
小さい小さい田舎町です。
もちろん、住んでいる日本人は私だけ。
住みはじめた当初、一人でぷらぷら歩いているときは
「チナ(中国人)!!」と言われることが多かったです。
1年経った今、一人でぷらぷら歩いていても
チナとはあまり言われなくなりました。
その代わり
「フィリピーナ?」
と、聞かれるようになりましたが…。
「違うよ〜」
「え?じゃぁメキシカナ?!」
まさかの現地人。
馴染んだってことか。
テカテの有名なもの
テカテが誇るもの、それはビール!
町と同じく、テカテという名前がついています。
皆さんはメキシコのビールっていうと
何をイメージします?
やっぱりコロナですよね。
でも、メキシコにいると
メキシコのビールといえば、俄然TECATEです。
メキシコ人に
「メキシコを代表するビールは?」
って聞いたら
確実に「TECATE」と答えます。
このTECATEビールの本社。
工場もあるのでかなり大きいのです。
この一角じゃ写真に収まるはずもなく。
現在は増築中で、さらに生産量がUPする予定です。
この写真の頃から比べたら、現在はかなり建築も進みました。
日本に帰国したとき、メキシカンレストランで
テカテビールをメニュー表に見つけたのですが…
1本、800円もする!
メキシコじゃ100円くらいですよ、このサイズ!
ということが以前ありました。
やっぱり太平洋を渡るのはコストがかかるんだな〜と実感。
あと、テカテにはワイナリーがあります。
「カリフォルニアワイン」という言葉は聞いたことがあると思います。
ワインに適した土壌はここも同じで
アメリカのカリフォルニア州から、メキシコまで続いて
ワイナリーが点在しています。
このワイナリー目的で観光にくる人は多いです。
少し離れたところにあるので
ワイナリー観光の人たちはTecateの中心部を
さっと通過するだけでワイナリーに行ってしまいます。
アメリカ人が日帰り観光にくる町テカテ
テカテには国境ゲートがあります。
近郊都市のティファナ(Tijuana)のように
国境を超える人が多い場所じゃないので
出入りがスムーズで簡単です。
ただし、金曜日の夜は
「なんでこんなに混んでる?!」
と、思うほど車がずらりと並んでいるときがあります。
観光客は、テカテには正直ありまり訪れませんが
アメリカに住んでいる人たちが
日帰り旅行とか、週末に遊びにきたりします。
アメリカドルとメキシコペソじゃ
価値が全然違うので
アメリカ在住者からしたら
安くで美味しいタコスが食べれて
いろんな日用品を安くで手に入れられる。
ちょっと遊べて安くで買い物できるいい場所なんだと思います。
国境の町ということもあって
アメリカドルもメキシコペソも両方の通貨が使えるので
わざわざ両替する必要もありません。
小さいタコス屋台では
アメリカドル対応してないところもあるけど
大半は使えます。
私としても両替の手間がいらないので便利!
魔法のように魅力的な町、テカテ
ある日、日本にいる知人から
「あんたが住んでる場所ってめっちゃ綺麗なところなんでしょう?」
と、言われ頭の中はもうはてなマークだらけ。
聞いたところWikipediaにそう書いてあった。と。
で、このとき初めてWikipediaにテカテがなんと書かれているか確認したんです。
テカテ(Tecate)はメキシコのバハ・カリフォルニア州にある自治体。
メキシコ政府観光局により、魔法のように魅力的な場所、プエブロ・マヒコとして選出されたことで知られる観光地。
引用:Wikipedia
ん?
魔法、いつとけたのかしら?
いや、そもそも魔法にかかってのかしら?
確かに公園は綺麗だけど…。
未だ解けない疑問。
まとめ
日本の観光ガイドに絶対に掲載されることはないだろう町、テカテ。
メキシコの最北部、バハ・カリフォルニア週にある
アメリカとの国境の町。
テカテで有名なものは
・TECATEビール
・ワイナリー
観光客はあまり訪れず
アメリカ人がちらほらと遊びにくるところです。
大半のお店でアメリカドルとメキシコペソの
両方の通貨を使うことができますが
タコスの屋台では使えないこともあるので注意。
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